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「マツモト建築芸術祭2026 ADVANCE」第2期会場と参加アーティストのご案内

「マツモト建築芸術祭2026 ADVANCE」第2期の会場と参加アーティストを発表いたします。

2026年11月3日(火•祝)から12月13日(日)までの41日間、松本市内19会場(18施設)で、国内外の18アーティストによる19の展覧会を開催します。

今年2月から3月にかけて松本市立博物館で開催した第1期「映像アート祭」に続き、第2期は芸術祭の原点である〈まちなか周遊型〉に立ち返ります。今回は「城下町」「旧六九商店街」「浅間温泉」「西(歴史の里)」の4エリアに会場を広げました。

会場と会場のあいだの通りや路地もまた、もうひとつの展覧会場です。松本の〈名建築〉とアートが出会う場所を、歩いてめぐってください。

城下町エリア

割烹松本館 × チームラボ

国登録有形文化財の割烹松本館では、鳳凰の間を会場に、チームラボが映像作品を展示します。江戸時代の絵師・伊藤若冲の「升目画」をモチーフにした作品が、太田南海の彫刻と金子嶺挙の天井画に囲まれた広間に展開します。

かわかみ建築設計室 × 鈴木 崇

国登録有形文化財のかわかみ建築設計室(旧松岡医院)では、写真家・鈴木崇が展示を行います。写真というメディアを通じて、視覚と知覚の関係性や認識のズレを問い続けてきた作家です。

旧司祭館 1階 × 李禹煥

長野県宝の旧司祭館1階では、李禹煥の木版画を展示します。李は1960年代後半から「もの派」を理論と実践の両面で牽引してきた美術家です。今回の作品は、1928年創業のアダチ版画研究所とのコラボレーションによって制作されました。

旧司祭館 2階 × 福井江太郎

同じ旧司祭館の2階では、日本画家・福井江太郎の作品を展示します。アダチ版画研究所による浮世絵木版画の技術と現代の作家との協働から生まれた作品を、1階の李禹煥の作品とあわせてご覧いただけます。

旧念来寺鐘楼 × シシヤマザキ

長野県宝の旧念来寺鐘楼には、シシヤマザキが登場します。水彩画風の手描きロトスコープアニメーションを独自の表現方法として確立した作家で、第1期「映像アート祭」に続いての参加です。

旧松本高等学校庭園 × 稲葉友宏

旧松本高等学校の庭園では、彫刻家・稲葉友宏の作品を展示します。稲葉は、形のない「空白」を造形することで、見る人の想像力に働きかける彫刻を制作しています。

下町会館 × マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホー

下町会館では、ハワイに生まれ、東京を拠点に活動するマイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホーが展示を行います。象徴的なイメージと太字のテキストを組み合わせ、見る人を解釈する側へと招き入れる作品を制作しています。

ヒカリヤ文庫蔵 × 村松英俊

国登録有形文化財のヒカリヤ文庫蔵では、彫刻家・村松英俊が展示を行います。村松は、既製品の一部を大理石などの石に置き換え、モノが石化したかのような作品を制作しています。2023年、2024年に続く参加です。

まつもと市民芸術館 × ジュリアン・オピー

まつもと市民芸術館では、イギリスの現代美術家ジュリアン・オピーが、《Busan Walkers》を展示します。韓国・釜山の海辺を行き交う人々を撮影し、その姿を簡潔な輪郭と色彩で立体化した作品です。

松本市立博物館 × 本城直季

松本市立博物館では、写真家・本城直季が展示を行います。本城は、大判カメラのアオリを利用して、実際の風景をミニチュアのように見せる手法で知られています。2022年、第1期に続いての参加です。

旧六九商店街エリア

atelier m4 今町スタジオ × 井村一登

atelier m4 今町スタジオでは、井村一登が展示を行います。井村は視覚や認識にかかわる光学的な作品を制作しています。近年は「ナルキッソスの救済」をテーマに、自己愛、自家受粉、単為生殖をめぐる作品に取り組んでいます。

旧油三洋裁店 × 佐藤雅晴

旧油三洋裁店では、2019年に逝去した佐藤雅晴の作品を展示します。佐藤は、日常の風景を撮影した映像をトレースするロトスコープの技法で、現実と非現実が交錯する映像作品を制作しました。第1期に続く展示です。

旧高松屋商店 × 原田裕規

旧高松屋商店では、原田裕規が展示を行います。原田は、とるにたらない視覚文化をモチーフに、テクノロジーやパフォーマンスを用いて作品を制作するアーティストです。第1期に続いての参加です。

浅間温泉エリア

旧浅間温泉芸苑組合(田辺薬品2階)× 鬼頭健吾

かつて芸妓が稽古に励んだ旧浅間温泉芸苑組合では、鬼頭健吾が展示を行います。鬼頭は、スカーフや鏡などの既製品を用いて、色彩豊かな大規模インスタレーションを展開してきた作家です。

旧吉沢土産店 × 大垣美穂子

空き家となったかつての土産物店では、大垣美穂子が展示を行います。大垣はドイツ・デュッセルドルフで学び、立体作品を中心に国際的に活動を続けています。暗闇の中に無数の光を放つ人体が浮かび上がります。

松門文庫 × 中島 崇

大正期に建てられた私設図書館「松門文庫」は、いまも市民による保存活動が続く建物です。ここでは中島崇が展示を行います。中島は、テープやフィルムなど光を反射・透過する素材を用い、建築の構造や光、人の動きを取り込んだインスタレーションを制作してきました。

松本本箱 × 鬼頭健吾

老舗旅館の大浴場をリノベーションした松本本箱では、鬼頭健吾が旧浅間温泉芸苑組合とは異なる視点からインスタレーションを展開します。

西エリア(歴史の里)

旧松本区裁判所庁舎 × 米谷健+ジュリア

重要文化財の旧松本区裁判所庁舎では、米谷健+ジュリアが塩で制作した《最後の晩餐》を展示します。長さ9mにおよぶ作品で、メインビジュアルにも起用されています。

旧松本少年刑務所独居舎房 × 佐々木修宏

同じ歴史の里の旧松本少年刑務所独居舎房では、写真家・佐々木修宏が展示を行います。佐々木は、大阪環状線をはじめとする鉄道風景を撮り続けてきました。